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コンクリート打放の車庫と木造住宅

本年も沢山のご縁をいただき感謝申し上げます。

最近はブログの更新があまり出来ておらず申し訳ございませんでした。

2019年の最後に少し現況の御報告をしておきます。


こちらは広島市で進行中の住宅プロジェクトです。


木造住宅の重要な要素として、柱・梁とがありますが

私たちの設計する建物はほとんど4寸角といわれる120mm幅の木材を選択します。

(一般的には105mmのものが多いですが)

木材の施工費は㎥数で決まるので体積が増えると施工費も上がってきます。


お施主様と設計契約を結ばせていただき設計図がまとまると

工務店に見積もりを依頼し施工費の算出をいたします。

かなりの労力がかかりますがお施主様の理想をかなえるた仕様変更や時には間取りの変更までしますが極力構造部材は小さくしないようにします。

(大工さんには久しぶりに4寸角を持つから腕がいたいよ、と言われたりしますが。。)




柱や梁は化粧材でない場合、完成時には隠れてしまいますのであまりわからない部分でもありますが棟上げ時の美しさもありますし、将来的な耐久性や安心感にもなります。


こちらは車庫の配筋とコンクリート打設状況です。

普段固まっている状態しかあまり見ることがないと思いますが

コンクリートの打設はかなり見ごたえがあります。


この住宅は、木造の住宅部分の基礎と地下車庫の鉄筋コンクリート造が一体となって上部の応力を受けますので、構造家と協働し構造計算を依頼しました。配筋工事も少し複雑でしたが熟練の施工会社・職人さんが難しい仕事を丁寧に工事をしてくださいました。


写真はコンクリートを流し込んでいる間に左官屋さんが均していくときの様子です。

臨場感のある写真がかなりありますので、また後日写真掲載しておきます。


当初すべて鉄筋コンクリート造の案もございましたが

木造2階建て・地下鉄筋コンクリート造の混構造といわれるものになりましたが

お互いのメリットをうまく活かすことでより柔軟な形が出来ていると思います。


下の写真は棟上げの時に

地下の車庫でPCをさわっている時を撮ってくださいました^^

これを見ると十分事務所に使えそうですよね(笑)



最後に、広島市内や尾道市内で色々プロジェクトも進行しておりますが

2020年も皆様に支えていただきながら精一杯精進してまいりたいと思います。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。


写真

フォトグラファ- 亀谷透 写真映像事務所 


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